運動する時間がない… そんな方はお休みの日に まとめて運動する 「ウィークエンド運動家」 になろう!

運動する時間がない… そんな方はお休みの日に まとめて運動する 「ウィークエンド運動家」 になろう!

こんにちは!銀座のパーソナルトレーニングスタジオ「フィジカルラボ銀座」の植松です。

 

企業による在宅勤務の導入がスタートしてもう三年が経ちますね。

 

通常の勤務形態に戻られた方もいらっしゃるかと思いますが、まだまだ在宅でお仕事をされている方も多いのではないでしょうか?

 

以前、座っている時間と循環器系疾患との関係性を示したデータと、その対策について紹介しました。

この研究では座位時間が長いほど死因となった循環器系の病気にかかっている人が多い傾向が確認されました。

座位時間が多いとは、すなわち身体活動量が少ないということになりますので、これが循環器系疾患のリスクになっていると考えられます。

 

つまり運動不足は病気になるリスクを高めてしまうため、もしも運動量が減っていて座っている時間が増えているようであれば、

意識して運動する機会を確保することが必要です。

 

とはいえ、現実問題、毎日運動時間を確保するのはなかなか難しい…ハードルが高い…

そんな方もたくさんいらっしゃいますよね。

 

今回はそんな方に有益な情報をお伝えします!

「寝だめ」はできませんが「運動だめ」はできるんです!

 

O’Donovan G, Lee I, Hamer M, Stamatakis E. Association of “Weekend Warrior” and Other Leisure Time Physical Activity Patterns With Risks for All-Cause, Cardiovascular Disease, and Cancer Mortality. JAMA Intern Med. 2017;177(3):335–342. doi:10.1001/jamainternmed.2016.8014

 

研究内容

1週間に推奨されるレベルの運動(合計で150分間の中強度の運動*1あるいは75分間の高強度の運動*2)を週末に1〜2セッションでまとめてやるのと、日常的に3セッション以上やるのとでは、死亡率に影響があるか?」という疑問について調査した。

*1 軽いジョギング、自転車、登山など

*2 マラソン、縄跳び、水泳など

 

シドニー大学などの研究チームは、イングランドとスコットランドに在住している6万3,591人の成人を対象に、1994~2012年に調査を行った。

 

週末にまとめて推奨されている運動量をこなしている人々を「ウィークエンド運動家」として週末戦士(weekend warriors)と呼称した。

 

結果

調査期間中に、全体で8,802件の死亡がみられて、心疾患死は2,780件、がん死は2,526件だった。

まったく運動をしていない人に比べ、

「週末戦士(weekend warriors)」は、総死亡リスクが30%、心疾患死亡リスクは40%、がん死亡リスクは18%、それぞれ低下することが明らかになった。

一方で、「1週間かけてまんべんなく運動する人」では、総死亡リスク35%、心疾患死のリスクは41%、がん死亡のリスクは21%、それぞれ低下した。

 

この研究からわかること

週に2日以下で推奨される運動量かそれ以上の運動量をこなす週末戦士(weekend warriors)であっても、週に3日以上運動する人と同じぐらいの健康効果を得ていたと研究者は指摘しています。

つまり運動によって寿命を延ばす効果を得たい場合は、推奨される全体的な運動量をこなしていれば、週に何日運動するかは問題ないということです。

普段からこまめに運動をしている方は、今ある生活習慣を継続し、休みの日だけでも運動を習慣化できそうな方はご自身の健康のために運動をはじめてみることをおすすめします。

 

運動を習慣化するのはなかなか難しいですが、フィジカルラボ銀座ではお客様それぞれのライフスタイルに合わせた運動習慣のアドバイスをしています。

まずはフィジカルドックでご自身のお体の現状をチェックしてみませんか?

 

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参考文献

O’Donovan G, Lee I, Hamer M, Stamatakis E. Association of “Weekend Warrior” and Other Leisure Time Physical Activity Patterns With Risks for All-Cause, Cardiovascular Disease, and Cancer Mortality. JAMA Intern Med. 2017;177(3):335–342. doi:10.1001/jamainternmed.2016.8014

 

 

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