座っりぱなしは病気のもと!?対策は意識改革から

座っりぱなしは病気のもと!?対策は意識改革から

こんにちは。銀座のパーソナルトレーニングスタジオ「フィジカルラボ銀座」です。

 

2025年最初の投稿となります。 今年も健康に役立つ情報をお届けしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!

 

早速ですが、お正月休みはみなさんどのように過ごされたでしょうか? 寒いから、せっかくの休みだからと家にこもってじっといていた、なんていう方も多いかもしれませんね。

 

このように休暇中の数日をごろごろ過ごすのとは別で、普段から家にいるときはほぼじっと座ってテレビを見ていたり、移動は全部車だったりと、そんな生活を続けていると健康に悪いようです。

 

今日は、そんな非活動的な生活と循環器系の病気の関連性を報告した研究をご紹介します。

 

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Sedentary behaviors increase risk of cardiovascular disease mortality in men.
成人男性における、座っている時間の長さと循環器系の疾患による死亡リスクの関係

 

【研究デザイン】

 

7744人の成人男性が対象

以下のアンケートをもとに、21年間(1982年~2003年)の間に循環器系疾患を発症した人と、しなかった人の特徴を比較

 

アンケート(すべて自己申告)

・1週間中、車に乗っている時間
・1週間中、TVを見ている時間
・年齢
・身長、体重、BMI
・過去の診断(高血圧、高血糖、高コレステロール)
・喫煙(現在吸っているor吸っていない)
・アルコール(毎週は飲まない、週平均1~2回、週3回以上)
・家族歴
・身体活動(活動的or非活動的)

【結果】

 

週に10時間以上車に乗っている人は、週に4時間以下の人に比べて

循環器系の病気の発症率が50%高かった

 

循環器系の病気を発症した人は、発症しなかった人に比べて

テレビを見ている時間が長かった(10.0±7.4時間vs 9.1±7.6時間)

 

過去に診断がある人(高血圧、高血糖、高コレステロール)、家族歴に循環器系の病気の発症者がいる人、BMIが高い人は、循環器系の病気の発症率が高かった。

 

 

【この研究からわかること】

 

車=悪、テレビ=悪というわけではなく、ずっと座りっぱなしでいることによる、身体的な活動時間の減少が良くないのだと考えられます。

通勤は全部車、徒歩10分のコンビニに行くのも車、休みの日はほとんど家でテレビ、そんな生活習慣を繰り返している人は要注意! まずは意識的に座っている時間を減らして歩くことから。そして段々と、休日の運動にもチャレンジしてみてくださいね!

 

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参考文献

T.Y.Warren et al
Sedentary behaviors increase risk of cardiovascular disease mortality in men.
Med Sci Sports Exerc. 2010 ; 42(5): 879–885

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