【内臓性腰痛について】腰痛の原因は、病気の可能性も?

【内臓性腰痛について】腰痛の原因は、病気の可能性も?

こんにちは。

銀座のパーソナルトレーニングスタジオ「フィジカルラボ銀座」の宮本です。

 

日本人が抱えている不調の中で最も多い【腰痛】

 

腰を反らすと痛みが出る、デスクワークで長時間座っていると腰に痛みが出てくるなど、痛みの出方はたくさんあるかと思います。

 

要因としては、腰椎椎間板ヘルニアだったり、筋・筋膜性腰痛症だったりと、骨や靭帯、筋肉の問題を疑う方が大半ではないでしょうか。

 

 

ですが腰痛の原因として、ごくわずかですが病気が潜んでいることがあります。

 

そこで今回は、あまり知られていない、腰痛を引き起こす可能性のある病気をご紹介いたします。

 

 

 

内臓由来の腰痛には何がある?

 

 

 内臓由来の腰痛自体、頻度は低い(*¹)ですが、その中でも多いのは男性の場合は尿管結石女性の場合は子宮内膜症や子宮筋腫です。

今回はこの2つの病気と腰痛の関係について解説していきます。

 

 *¹腰痛の原因の1%ほど

 

 

 

尿路結石と腰痛の関係は?

 

 

尿路結石とは、尿に含まれるカルシウムやシュウ酸などが結晶化して結石ができ、それが尿路をふさいでしまう病気です。

 

腰と尿路(腎臓、尿管、膀胱)は、全く違う部位のように感じる人も多いと思いますが、なぜ尿路結石になると腰痛を感じるのでしょうか。

 

実は腎臓、尿管、膀胱は、肋骨の下から骨盤内にかけて位置します。

その部位は一般的に「腰」にあたるため、尿路が痛むことで腰に痛みを感じるようです。

 

 

 

腎臓でできた石が腎臓にあれば腎結石と言い、腎臓から動いて尿管に落ちれば尿管結石という呼び名に変わります。

 

腎結石の場合強い症状が出ることはまれで、左右どちらかの腰が重い感じで始まり、たたくと響くような痛みの場合は泌尿器科を受診しましょう。

 

 

尿管結石の症状としては、左右どちらかの突然の腰背部痛の強い痛みや吐き気・嘔吐になります。

腎臓と膀胱をつなぐ細くてやわらかい尿管に硬い石が落ち込むため、強烈な痛みが発生します。

 

このような猛烈な痛みを経験しないためにも、腰の鈍痛がある場合にはその原因を知るために、できるだけ早く医療機関を受診することがおすすめです。

 

 

 

 

子宮内膜症・子宮筋腫と腰痛の関係は?

 

 

 月経ではない時期に腰痛が起きている場合、子宮筋腫や子宮内膜症といった子宮の病気の可能性もあります。

 

 

子宮内膜症

 

子宮内膜症とは、子宮内膜またはそれに似た組織が、何らかの原因で本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患です。

 

一般的な筋肉疲労による腰痛とは異なり、子宮内膜症を原因とする腰痛は動かず安静にしていても、時間が経過とともに症状が緩和しないのが特徴です。

 

炎症や癒着から来る痛みは安静時にも発生するため、横になっているのに腰痛が治まらないという場合は子宮内膜症の可能性も考えられるようです。

 

 

 

子宮筋腫

 

子宮筋腫とは、子宮を構成している平滑筋という筋肉組織に発生する良性腫瘍です。 

 

悪性腫瘍のように周囲の組織を破壊しながら急激に大きくなったり、他部位に転移したりすることはありませんが、発症すると女性ホルモンの影響を受けて徐々に大きくなって下腹部痛や貧血などの原因になることも少なくありません。

 

子宮筋腫が大きくなると周囲臓器を圧迫します。

 

下腹部痛がほとんどですが、頻尿、排尿困難、便秘、腰痛などが見られるといわれています。

子宮筋腫が大きくなり骨盤腔内の神経根を圧迫して椎間板ヘルニア等による神経症状と同じ症状が出るような例もあるようです。

 

 

 

そのほかに腰痛を引き起こす病気は?

 

 

 ご紹介した尿路結石、子宮内膜症、子宮筋腫の他にも、非常にまれですが原因となる病気として以下があるとされています。

 

 

・腹部大動脈瘤

・がんの骨移転によるもの

・骨や椎間板の感染症

 

 

最初に述べたように、内臓由来の腰痛はそもそも稀なものですので、上記の病気が原因での腰痛は非常に確率は低いと考えられます。

 

その前提で、腰の痛みが安静にしていても続いて辛い場合には、一度MRIなどを取って診断をもらうのが良いかもしれません。

 

 

 

フィジカルラボ銀座としてのおすすめ

 

私たちフィジカルラボ銀座は医療機関ではないため、診断・治療、レントゲンなどの画像撮影はいたしかねます。

 

そのため、安静にしていても腰痛がひどいなど、今回ご紹介した痛みや強い痛み出ている方は、一度泌尿器科や婦人科、整形外科など病院を受診していただくことをおすすめしております。

 

 

病院を受診したうえで、病気が原因の腰痛ではないと分かった場合、痛みのある場所にストレスをかけてしまっている要因があると考えられます。

 

 

・リハビリやマッサージなどで痛みはとれるが、何度も繰り返してしまう

 

・ぎっくり腰を繰り返さない予防をしたいが、どう動かせばいいのかわからない、自己流でエクササイズをするのが不安

 

・姿勢による慢性腰痛を解消したい!

 

 

このようなお悩みがある場合は、ぜひフィジカルラボ銀座にお越しください。

 

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腰痛は原因も症状も様々なので、解決方法も様々です。

 

是非一度ご自身の腰痛の根本原因を知り、痛み解消に向けて解決策を一緒に探していきましょう!

 

 

 

参考文献

吉原 潔 (2022) 「面白いほどわかる腰痛の新常識」

日本産科婦人科学会

 

 

 

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