正月明けということもあり、少し正月太りをしてしまってはいませんか?
そうでなくても普段から「たるんだお腹をどうにかしたい。。」「そろそろ二の腕を引き締めたい。。」そう思っている方も多いかもしれません。
身体つきを変える方法は
①姿勢を改善する
②脂肪を落とす
③筋肉をつける
この3つです。
①に関しては、専門家に見てもらいながらストレッチやエクササイズを併用する必要があります。
②に関してはまず食事制限ですね。
③に関しては筋力トレーニングが必須です。
筋力トレーニングで筋肉をつける場合「週2~3回は行わないとだめ」「トレーニングの間隔は48~72時間で行わないといけない」こんなことを聞いたことはありませんか?
もし本当なら平日に朝から晩まで働いている方は、なかなか身体作りが難しくなってしまいますよね。
そこで本日は、筋力トレーニングの頻度と量、それに応じた筋肉量の増加についての研究を紹介します。
Increasing Lean Mass and Strength: A Comparison of High Frequency Strength Training to Low Frequency Strength Training
Thomas et al., 2016
【研究デザイン】
●被験者
トレーニング経験のある男女19名
●群分け
高頻度トレーニング群
3セットを週3回
低頻度トレーニング群
9セットを週1回
の2つの群に分割
●比較項目
DEXAを用いて徐脂肪体重の変化(≒筋肉量の変化)を測定、群間で比較
【結果】
●徐脂肪体重の変化
高頻度トレーニング群
1.06±1.78kg
低頻度トレーニング群
0.99±1.31kg
※両群の増加量に有意差はなし
【この研究から分かること】
週のトータルの量が一緒であれば、週3回であっても週1回であっても良いということがこの研究から考察できます。
もしも、筋肉をつけたいけど平日にジムに通う時間がない。という方でも週末にがっつりとトレーニングを行うことで身体作りは可能になります。
これらのデータを参考に、自分に適した運動スケジュールを考えてみてください。
執筆者:佐々部孝紀(ささべこうき)
参考文献
Thomas, M and Burns, S. Increasing Lean Mass and Strength:ツ A Comparison of High Frequency Strength Training to Low Frequency Strength Training. Int J Exerc Sci 9, 2016.