【症例紹介】高齢者の筋力トレーニング成果

【症例紹介】高齢者の筋力トレーニング成果

こんにちは。銀座のパーソナルトレーニングスタジオ「フィジカルラボ銀座」の孫田です。

 

「もう歳だから、運動なんて無理かな」 そう思っていませんか?

 

今回はフィジカルラボ銀座を上手にご利用され効果をあげていらっしゃる、70代後半、後期高齢者にあたる女性のお客様のご紹介をさせていただきます。

ご来店のきっかけは背中が丸くなったとヘルパーさんに指摘され、ご本人も歩くのがたどたどしくなってきた実感があるということでした。ヘルパーさんが何と!以前フィジカルラボを利用されたということでご紹介くださったため、パーソナルトレーニングの体験にお越しいただきました。

 

初回にご来店された際の評価は下記の通りでした。

 

〇姿勢:

円背(猫背)傾向で後方重心。

 

〇機能評価:

・大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の過剰な緊張

・股関節伸展(脚を骨盤よりも後ろに動かす運動)の硬さ

・体幹、特に胸回りの硬さ

 

〇歩行:

歩幅は狭く、転倒不安感あり。体幹の動きがあまりなく安定できる範囲が狭い印象。

 

〇数値的評価

Timed up & Go Test(椅子に座った状態から立ち上がり、3m先のコーンまで歩きコーンの周囲を回ってイスに座るまでの時間を測るテスト)

 通常歩行14.2秒、最大速度11.6秒(11秒以上で転倒のリスクが高まると言われる)

5回立ち上がりテスト 10.3

・片脚立ちキープ 5.0

 

上記の評価を基に、160分のパーソナルトレーニングで股関節周囲、体幹の可動域を広げるストレッチや筋力トレーニングを中心に行いました。ストレッチポールに乗って手足を動かす運動や四つ這いでの運動など、どなたでも行えるような運動です。

またただ部位ごとのメニューを続けるだけではなく、向上させた可動域や筋力を実際の動きに反映できるよう、動作トレーニングも行っています。素早く立ち上がる練習や障害物を使った歩行練習などです。

エクササイズの頻度は、週に1回、自宅での運動は基本的に行っていないとのことでした。

 

通い始めて4か月後の時点で

Timed up & Go Test

 通常歩行8.96秒、最大速度8.34

5回立ち上がりテスト 5.60

・片脚立ちキープ 12.2

と歩行速度はじめ全項目に大きな変化がありました。

 

 

 

初回

4か月後

Timed up & Go Test

通常歩行

14.2

8.96

最大速度

11.6

8.34

5回立ち上がりテスト

10.3

5.60

片脚立ちキープ

5.0

12.2

 

 

この成果にはスタッフも皆驚いており、70代後半だとしてもトレーナビリティ(トレーニングによって能力が向上する可能性)がまだまだあるということを実感しました。この方は現在も、まだまだたくさん歩けるようになりたいと精力的に通っていただいております。

 

今回ご紹介した方のケースでは定期的にチェックをしながら運動を続けた、というのがポイントの一つになっていると考えています。もちろん運動量を確保するというのは重要なことですが、無理に自宅で慣れない運動をするよりも、ある程度の頻度で通っていただくというのも高齢の方にはいいのかもしれません。

 

年齢が上がるにつれて、運動能力が落ちたな、体力が落ちたなという方でもぜひ、フィジカルラボ銀座で身体機能向上を図ってみましょう。

まずは運動能力が落ちた原因をフィジカルドックで調べてみませんか。

 

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フィジカルラボ銀座では、医・科学的な専門知識を持つトレーナーが、プロ仕様のインボディや画像分析システムと、

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問題の原因と改善ポイントを明確にした上で、ご自宅や通っているジムで続けられる最適な運動メニューを

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参考文献

日本運動器学会 Timed Up &Go Testについて

5回立ち上がりテストにおけるQuality of Life低下のカットオフ値:介護予防事業参加者を対象とした横断研究による検証

 

 

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