前回のブログで、様々な腰痛を紹介した中で、姿勢・動作不良によって起こる腰痛についても触れました。
動作不良から生じる腰痛は大きく屈曲型、伸展型、回旋型の3つに分けられます。
これら3つのどれに自分があてはまるかを見極めることで、数あるエクササイズの中から自分がやるべきエクササイズをある程度絞ることができます。
今回のブログから、3回に分けて動作の分類ごとにチェックポイントと解決策となるエクササイズをお伝えします。
初回は屈曲型腰痛についてです。腰痛がない方も動作評価を行い、問題点がある場合はエクササイズをして腰痛を予防しましょう。
※注意事項:
- このエクササイズを行えば、絶対にこの痛みが良くなるというものは、残念ながら存在しません。
- 下記に当てはまった方でも、紹介したエクササイズが適切な種目ではない可能性もあります。
- エクササイズによって痛みが強くなる場合は、直ちに中止してください。
屈曲型腰痛
前屈みになる動きで痛みが生じるタイプを屈曲型腰痛といい、日常生活では、しゃがむ、下にある物を拾う、洗面所で顔を洗うときなどの動きで痛みが生じやすく、
デスクワークや車の運転などで長時間座っていることや猫背姿勢でいることが多いといった人によく見られます。
それでは、以下の画像を参考に前屈の動きをチェックしてみましょう。
指先がつま先につかなかった場合の問題点としては
①:背中を丸められない
②:骨盤が前に傾かない
③:①・②の両方
が考えられます。
問題点①の原因は腰背部の筋肉が硬くなり、背中を反る動きの方へ筋肉が縮こまっていることが影響していると考えられます。
問題点②の原因は、殿筋群や太もも裏の筋肉(ハムストリングス)が硬い、股関節付け根の筋肉(腸腰筋)が機能せず股関節の動きが少ない
といったことが影響していると考えられます。
それでは、以上を改善するためのエクササイズを以下の動画で確認しましょう。
4種目紹介しておりますが、問題点①に対応するエクササイズは1、2、問題点②に対応するエクササイズは3、4になっております。
①、②ともにあてはまる方は4種目行っていただきたいです。
エクササイズを行ったら再度前屈を行い、最初の動きと変化があるか、腰の痛み、違和感が消失したかを確かめてみましょう。
変化が出た方は今回のエクササイズを継続して頂き、変化が出なかった方は他に原因があることやエクササイズが正しく行えていなかったなどが考えられます。
次回のブログで伸展型腰痛について説明しますのでそちらもお試しいただきたいと思います。
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