こんにちは。
トレーナーの佐々部です。
前回のブログの内容は、腰痛の原因は人によって異なり、腰以外のところにも原因があることが多いので、「これで必ず治る!」といった方法はないんじゃないか。という話でした。
今回は、実際にどのように腰以外のところが腰痛につながる場合があるのか、事例をもとに紹介していきます。
【Cさんの事例】
Cさん
デスクワーク中心の生活を送っており、以前から腰痛に悩まされている。
腰を反ると痛い。マッサージをうけると良くなるが、数日でもとに戻ってしまう。
原因の評価
後屈動作を撮影してみると、身体を後ろに反るときに、腰の反りが他の部位よりも大きくなっている。
部位別の固さをチェックしたところ
・胸椎(上部の背骨)の固さ
・股関節の前面の筋肉の固さ
が見られた。
これらの部位の固さが、腰に負担のかかる動作につながっていると考えられる。
背中(胸椎)・股関節が固い人は、その部分の可動域の不足を補って、右の写真のように腰の反りが大きくなってしまうことが多々あります。
Cさんはこのように胸椎の固さや股関節の固さが腰痛の原因になっていました。これが腰のマッサージをうけても改善しなかった理由だと考えられます。
さらには以下のような原因の原因も考えられるため
もし視力が悪く、PCに顔を近づけているのであれば、PCを置く場所を高くする・近くするだとか、仕事の合間に少し歩いて足を動かす等のことも改善につながるかもしれません。
改善方法
この評価をもとに、Cさんは
・背中のストレッチ
・股関節のストレッチ
を実施し、会社でのPCの置き場所を少し変えた結果、腰痛もなくなり、姿勢も良くなりました。
このように、「腰以外のところにアプローチをすることで腰痛が改善する」ということは多々あります。
しかし、これはあくまでもCさんの例。腰が痛い人みんなには当てはまりません。
人によってはマッサージで腰痛がなくなったという人もいるでしょう。
もし腰痛に悩んでおり、根本的な原因が知りたいという方がおりましたら、是非フィジカルラボ銀座へ!
※紹介したCさんは、実在する人物とはまったく関係ありません。よくある症例を組み合わせた架空の人物です。