【リサーチ】トレーニング後のアルコール摂取は良いのか?

忘年会が終わったと思いきや、次は新年会・・・

正月に緩んでしまった身体を絞りたい!でもお酒のお誘いはなかなか断れない。

そう思っている方も多いかもしれません。

本日は、運動やトレーニング後のアルコール摂取が筋肉のタンパク質合成速度に及ぼす影響についての研究を紹介します。

 

 Alcohol ingestion impairs maximal post-exercise rates of myofibrillar  protein synthesis followingsingle bout of concurrent training.

Parr et al., 2014

【研究デザイン】

●被験者
8名の活動的な男性

●群分け

プロテイン単独

アルコール+炭水化物

アルコール+プロテイン

●比較項目
運動後の筋タンパク質の合成速度を比較検討

【結果】

●筋タンパク質の合成速度

安静:0.025±0.002%·h−1

プロテイン単独群:0.052±0.008%·h−1

アルコール+プロテイン群:0.039±0.008% h−1

アルコール+炭水化物群:0.032±0.005%·h−1

プロテイン単独群 VS アルコール+プロテイン群アルコール+炭水化物群

プロテイン単独群と比較して、アルコール+プロテインやアルコール+炭水化物を摂取した際の筋タンパク質合成速度は低くなっていた。

アルコール+プロテイン群 VS アルコール+炭水化物群

アルコール+炭水化物は、アルコール+プロテインと比較して筋タンパク質の合成速度が低くなっていた。

プロテイン単独群アルコール+プロテイン群アルコール+炭水化物群 VS 安静>

プロテイン単独、アルコール+プロテイン、アルコール+炭水化物の筋タンパク質の合成速度は、安静時と比較して高くなっていた。


【この研究から分かること】

運動やトレーニングの後に、筋タンパク質の合成速度を出来るだけ低下させないためには、アルコールは摂取しない方が賢明である。ただし、トレーニング後にアルコールを摂取しなくてはいけない場合、アルコールとともにタンパク質を積極的に摂取することを心がけたい。

また、安静にしているよりも、トレーニング後に栄養源を摂取したほうが筋タンパク質の合成速度は上がるようだ。それは、アルコール+炭水化物、アルコール+プロテインでも同様のことが言えるが、最大限トレーニング効果を高めたい場合にはアルコールは摂取せず、プロテインを単独で摂取することをお勧めする。


まだまだ新年会などが続き、コンディションを上手く保つことが難しい時期ですが、これらの見解も参考にしながら、この時期を乗り切っていただければ幸いです。

参考文献

Parr EB, Camera DM, Areta JL, Burke LM, Phillips SM, Hawley JA, Coffey VG.:  Alcohol Ingestion Impairs Maximal Post-Exercise Rates of Myofibrillar Protein Synthesis following a Single Bout of Concurrent Training . PLos One. Feb 12;9(2):, 2014.

執筆責任者:高橋将